知性は、よく発育した、かつ極めて複雑な大脳皮質があるかどうかに関わっていると考えられています。
昔から妊娠中には栄養のあるものを食べると良いといわれてきましたが、ラットの大脳皮質の大きさと発育の程度が、妊娠中の栄養によって大きく左右されることが実験で確かめられています。そして、妊娠した母親の食事からオメガ3を欠乏させると、出生した子供は成長しても永久に学習能力がつかないことが確かめられています。つまり、子供の知能に一生涯のハンディキャップ負わせることになるか、高い精神と人格を期待することが出来なくなる可能性があるということです。
最近、「食育」という言葉が新聞などによく登場します。それは、学校給食を通じて食生活の歪みを是正しようとのことのようですが、むしろ、妊娠をした人たちに現代栄養学の知見に沿った日本の伝統食の大切さを伝える「食育」こそ、先決ではないかと思うのですが如何でしょうか。
なぜなら、100年前の日本の伝統食はオメガ3とオメガ6が理想的な比率だったのですが、現代の食事は肉料理やオメガ6が過剰になって、オメガ3とのバランスをくずす食事になっているからですし、栄養学の正しい知識のない人にとって、自分たちが摂っているそのような食事がそれほど悪いものではないと考えているからです。
オメガ3については下記ページの「病気を遠ざける!バランスのよい食事とは・・」の項をご参照下さい。